子どもが泣いていると「うるさい!」と怒鳴られた…傷ついたママへ。あなたは悪くない

イヤイヤ期の子育て

「うるさい!早く泣き止ませろ!」

買い物中、子どもが泣き出した。

すると突然、知らない人からそんな言葉を浴びせられた。

そんな経験をしたら、頭が真っ白になってしまうのも無理はありません。

「私が悪いのかな」

「子どもを泣き止ませられない私がダメなのかな」

「周りに迷惑をかけてしまった……」

家に帰ってからも、その言葉が頭から離れない。

「また子どもが泣いたらどうしよう」

そう思うと、買い物に行くことさえ怖くなってしまう。

でもね、

今日、どうしても伝えたいことがあります。

その心ない言葉、受け取らなくていいんです。

子どもは、泣きます

まず、これだけは忘れないでほしい。

子どもは泣きます。

お腹がすいた。

眠い。

暑い。

疲れた。

思い通りにならない。

怖い。

寂しい。

うまく言葉にできない。

子どもが泣く理由は、ひとつではありません。

特にまだ言葉で気持ちを十分に伝えられない時期の子どもにとって、泣くことは大切なコミュニケーションのひとつです。

Unicefも、赤ちゃんにとって泣くことはニーズを伝える方法であり、空腹や疲れ、刺激の多さ、不快感など、さまざまな理由で泣くと説明しています。

そして、何をしてもすぐに泣き止まないこともあります。

抱っこしても泣く。

声をかけても泣く。

場所を変えても泣く。

オムツを変えても泣く。

おやつをあげても泣く。

そんなことだってありますよね。

だから、

「泣いている=親がちゃんと対応できていない」

ではありません。

ここは、ママに覚えておいてほしいところです。

「泣き止ませること」が親の仕事ではない

もちろん、泣いていたら、

「どうしたのかな?」

「眠いのかな?」

「お腹すいたかな?」

と、子どもの様子を見てあげることは大切です。

でも、

「絶対に泣き止ませなければならない」

わけではありません。

子どもの気持ちは、スイッチを切るように止められるものではないからです。

大人だって、

悲しいときに

「はい、もう泣かない!」

と言われたからといって、すぐに気持ちを切り替えられるわけではありませんよね。

子どもも同じ。

泣きながら気持ちを出していることがあります。

ママが抱っこしている。

そばにいる。

「悲しかったね」

「嫌だったね」

と受け止めている。

それだけでも、十分に子どもを支えています。

UNICEFも、子どもが泣いているときに抱っこすることは、たとえすぐに泣き止まなくても、愛情や安心感につながるとしています。

だから、

「泣き止ませられない私はダメな母親」

なんて思わなくていいんです。

知らない人の一言は胸に突き刺さる

頭では、

「気にしなくていい」

「子どもは泣くもの」

と分かっていても、言われた瞬間は傷つきますよね。

私自身も、同じような経験があります。

子どもが泣いている。

自分もどうしたらいいかわからない。

そんなときに、追い打ちをかけるような言葉を浴びせられる。

ただでさえ困っているのに、

「母親なのに」

「ちゃんとしろ」

と言われたら、

「私が悪いの?」

と思ってしまう。

でも、

困っている人に、さらに傷つける言葉を投げる必要はないはず。

もし本当に困っているなら、

「大丈夫ですか?」

「手伝いましょうか?」

そんな一言だっていい。

子どもを育てているママに必要なのは、責める言葉ではなく、安心できる言葉なんじゃないかなと思うのです。

昔はもっと寛容だった?

私はふと、

「もしこれが、昭和の時代だったら、聞こえてくる言葉は違ったのかな」

と思いました。

もちろん、昔にも厳しい人はいたでしょう。

「子どもを静かにさせなさい」

と叱られた人もいたと思います。

だから、「昔はみんな優しかった」と言いたいわけではありません。

ただ、私自身の記憶の中には、

「お母さん、大変やね」

「子どもは泣くもんやで」

「ごんた言うたらあかんよ」

と、親子を丸ごと見てくれる大人の姿があります。

近所に子どもがたくさんいて、子どもの泣き声やイヤイヤする姿を、日常の中で目にする機会もありました。

一方、現在の日本では、子どもの数そのものが大きく減っています。

総務省統計局によると、2026年4月1日現在の15歳未満の子どもの数は1329万人

前年より37万人減少し、45年連続の減少となっています。

総人口に占める子どもの割合も10.8%で、52年連続で低下しています。

この数字を見ると、

「子どもが身近にいる社会」から、

「子どもと接する機会が少ない社会」へ変化していることは、確かに感じます。

ただし、

「子どもが減ったから、人が子どもに寛容ではなくなった」

と単純に結論づけることはできません。

社会の変化には、いろいろな要因があります。

だから私は、

「子どもが泣くのは当たり前」という感覚を、社会全体で共有していくことが大切なんじゃないかな

と思っています。

子育ては、ママひとりで背負うものじゃない

今の子育ては、昔と比べて「親だけで頑張らなければ」と感じやすい場面もあります。

実際、国も子育て家庭の孤立を防ぎ、地域で子育てを支えるための取り組みを進めています。

こども家庭庁では、地域子育て支援拠点事業や、親子関係形成支援事業、子育て世帯訪問支援事業など、家庭だけに負担を抱え込ませないための支援を行っています。

つまり、

「子育てをママだけで頑張らなくていい」

という考え方は、決して甘えではありません。

子どもを育てることは、家庭だけの問題ではなく、社会全体で支えるもの。

私はそう思っています。

心ない言葉を、何日も何年も心に住まわせないで

もし誰かに、

「うるさい」

「早く泣き止ませろ」

「母親なのに」

と言われたとしても。

その人の言葉が、あなたの母親としての価値を決めるわけではありません。

その人が何を思っていたのか。

なぜそんな言葉を言ったのか。

それは、その人にしかわかりません。

暑かったのかもしれない。

疲れていたのかもしれない。

イライラしていたのかもしれない。

もちろん、だからといって暴言が許されるわけではありません。

でも、

相手の機嫌まで、あなたが背負う必要はないんです。

あなたはもう十分に、自分の子どものことで頑張っています。

抱っこして。

あやして。

話しかけて。

どうしたら泣き止むか考えて。

周りに迷惑をかけないように気を遣って。

それだけ頑張っているママが、

さらに知らない人の機嫌や言葉まで背負わなくていいと思いませんか?

「バチ当たるわ」で、流していい

私は、心ない言葉を受けたとき、

心の中でこう思うことにしています。

「あ、この人……バチ当たるわ。」

(笑)

だって、子どもを育てているママって、本当にすごいんです。

毎日ごはんを作って。

抱っこして。

着替えさせて。

寝かしつけて。

夜中に起きて。

泣いたら心配して。

笑ったら一緒に笑って。

自分のことを後回しにしながら、毎日毎日、子どもを育てている。

「子どもは国の宝」と言うけれど、

その宝を毎日育てている人も、

もっともっと大切にされていい。

だから、

「私が悪かったのかな」ではなく、

「今日も私、よくやってる。」

でいいんです。

ママの心も、守っていい

私たちは、

「子どもを守らなきゃ」

と一生懸命になります。

もちろん、それは大切。

でも、その前に守ってほしいものがあります。

ママ自身の心です。

ママが疲れていたら、誰かに頼っていい。

つらかったら、話していい。

泣きたかったら、泣いていい。

そして、誰かの心ない言葉に傷ついたら、

「その言葉は、私には必要ありません」

と心の中で手放していい。

すべての人から好かれる必要なんてありません。

すべての人に理解してもらう必要もありません。

子どもが泣いたときに、

「泣かせない完璧な母親」

になる必要もありません。

泣いている子どもを抱っこしている。

それだけで、あなたはちゃんとお母さんをしています。

今日、誰かの言葉に傷ついたあなたへ

もし今日、

誰かの一言で傷ついたなら。

この言葉を思い出してください。

あなたは悪くない。

子どもは泣く。

ママは困ることがある。

うまくいかない日もある。

それが子育てです。

だから、

「また泣いたらどうしよう」

と、明日のことまで心配しなくて大丈夫。

今日のあなたは、今日の子どもを抱っこできた。

それで十分です。

そして、もしまた心ない言葉を浴びせられたら……

心の中でそっと、

「はいはい。バチ当たるわ😂」

と言っておきましょう。

その言葉を、あなたの心の中に住まわせなくていい。

あなたの心は、

もっと温かくて、

もっと優しい言葉で、

いっぱいにしておいてほしいから。

子どもを守るように、

ママ自身の心も守ってあげてくださいね。

今日も、ママがママであることを360°楽しめますように。

 

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